twonaの日記

2007-02-22そろそろ終盤むな

「こいつはな、強さを求めた剣士が行き着いた成れの果てらしいむな」

(強さを求めた代償に、魂を悪魔に売り渡してああなったの?)

「さあな…。バフォメットなどの悪魔の気配はせんが。案外、修行していて、気が付いたら、死んでいたってオチかもしれんむな」

(そんなのってアリ?)

呆れた声で詠香が言う。

「ただ、資料を見た限りだと、前に出た奴は王都騎士団を二個大隊潰したとさ。最高の速度での急速攻撃が持ち味らしいむなむな」

(あいつが、その個体ってわけ?)

「さあな、その時の奴は倒したらしいが、同じくあれになった奴が居てもおかしくはないだろむな。ま、奴がそれを語るかはともかく、あいつを倒さない事には前に進めないむな。やるぞ、詠香」

そう言ってから一呼吸おいて彷徨う者が間合いを詰め、抜き打ちに刀を振るう!

神速の斬撃がムナムナダーを襲う、彷徨う者が脇をすり抜け残心した時にはムナムナダーの全身からダメージを示す火花が散る。

「くうっ!」いくつかは避けたが、装甲を抜けた痛みに反射的に身を堅くする。

ダメージ補正開始、えぐい人ね。こちらの継戦能力を奪う場所を狙っているわ)

一度の攻撃で倒せない事を悟ったか、再度間合いを詰める亡霊剣士

「ムナッダー…フェスティバル!!!」気勢を制して朱色の光が彷徨う者を目指して突き進む。たまらず飛び退いた彷徨う者の!間合いが外れる。

《説明しよう!ムナダーフェスティバルとは、ムナムナダーのムナックへの熱いパトスをエネルギー源にした熱線攻撃の事である!温度は瞬間的に実に三万度を超えるのさ!》

「迅く!我が身に纏う紺碧の風」その隙に身体速度増加の術式を展開しようとするが、投げ付けられた小刀の回避動作で、構成が霧散する。

「やるむな!準備に時間がかかるスキルを見切ってやがるむなっ」

(どうするの?速度を上げないとあの人に攻撃が当たらないわよ?)

体勢を整えて攻撃する構えを見せる彷徨う者をサーチしている詠香が言う。

「わかってるむな!祝福よ我に宿りたまえ!」瞬時にムナダーの体にプリーストスキルである、ブレスがかかる。その効果を確認すると同時に彷徨う者が間合いを詰める。

「詠香、奴の攻撃の軌道を分析してくれむな。初撃だけでいい」

(了解!下段からの斬り上げ)

その言葉通りに地を這うような位置から放たれる斬撃を、足の装甲で受け止めて踏み出す。同時に、右手で握っていた、特殊ソードメイスを手放す。

生者であれば互いの息がかかる位置まで密着する、だが、感じられるのは死んでもなお、強さに執着する彷徨う者の狂気がトゥーナへと吹き付ける。

「むなぁ!」裂帛の気勢を上げて拳をガラ空きのみぞおちに突き出す。

グキャッ!

軽い物を強引に砕く音を立てて彷徨う者が宙を舞う。

「展開!迅く!我が身に纏う紺碧の風」

今度は妨害をされずに速度増加スキルを展開し終える。

強化された身体速度で、地面に落としたままの特殊ソードメイスを拾い上げる。

そして、地面に着地し体勢を整えた彷徨う者へと間合いを詰める。(小刀投げてくるわよ、複数)

詠香の言葉通りに三本の小刀が真直ぐに飛んでくれる。

「ムナムナブレイク!」セイントローブに指してある(ムナムナダーの時は胸甲に内包されている)クリップに付与してあるマリンスフィアの能力を解放する。

ムナムナダーを中心にして爆裂波動が広がる。その波動を受けて小刀達は、地面に転がる。

貴重な数秒を稼いだ彷徨う者が、居合い抜きに刀を横薙ぎに振るってくる。

「ムナダー…バンブースラッシュ!」それに対して上段からの振り降ろしを放つ。

二つの影が交錯し、そして離れる。

ドサッと音を立てて地面にくずおれたのは、亡霊剣士だった。

そのまま、朽ちるはずであった

(動体反応無し…勝ったわね)

「むなな」ムナ語で答えるムナダー。

「これで、ここの地域の虐殺者はいなくなるむな」

[続く!]

twonatwona2007/02/22 21:20携帯から時間を見つけて書いてるんだけど、時間かかるむなε=('-'*)